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フジウツギ(藤空木) フジウツギ科 フジウツギ属
日当たりの良い沢沿いに生える落葉低木で、1.5メートルほどになる。 ウツギと名の付く仲では葉が細長く全縁で鋸歯が無いことが特徴です。 房状で一方に並んで花を咲かせその姿が藤の花に似ることから、この名が付いたものと思われる。 ウツギと名の付く樹木は多くあるが、フジウツギ科のウツギはフジウツギだけであり、古くから日本にある種である。 ウツギと名の付くのは幹の中央が空となり、管上になったものを空木と呼ぶために同じ名前でも科が違う事になったようである。 フジウツギのページへ |
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シュウカイドウ(秋海棠)シュウカイドウ科 シュウカイドウ属
日当たりの悪い湿った土地に生える多年草で草丈は50センチ程度になる。 別名をヨウラクソウとも言う。 茎を噛むと酸っぱ味がするため、幼少の頃にはこの茎をよく噛んだものです。 日本の戸外で越冬できる唯一のベコニアで、耐寒性が強く古い民家の裏庭などに植えられて居ることが多いが、深山の美山の沢沿いに野生化して、自生している物に出逢う事が出来た。 シュウカイドウのページへ |
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ヤマジソ(山紫蘇)シソ科 イヌコウジュ属
山地などに生える一年草で草丈30センチ程度にまで成長する。 葉には短い柄があり狭卵形で浅い鋸歯がある。 花は3ミリ程度と小さく、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂し中央部が大きい。 |
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ミヤマママコナゴマノハグサ科 ママコナ属
名前の通り深山の林縁や草地に生える生える、半寄生の一年草で、草丈40センチほどまでに成長する。 花咽の両側に黄色い班があるのが特徴です。 対生するように枝分かれして、枝の先端に長さ4センチ程度の花序を出し、1.5センチ程度の唇形の花を付ける。 苞うは滑らかで鋸歯がない。 同じ文字(マ)が三文字も続くので、読む時、呼ぶときに区切り点を間違えると何ともしまりの無い名前になってしまう(o^<^)o クスッ ミヤマママコナのページへ |
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クマザサ(隈笹)イネ科
熊笹と表現する人もいるようですが、縁が白く彩りされることからクマザサと呼ばれるようになったとの説があり、この説を採用すると隈笹と言うことになります。 何年かに一度希にタケに花が咲いた姿を見ることがありますが、笹に花が咲くのは知らず、この植物は何だろうと、周りを見渡しても笹が有るのみ、よく見ると花をつけた茎にも節があり、クマザサの花だとやっと理解が出来た。 花は他のイネ科の植物と同様に小さな黄色い花をぶら下げており何とも素朴な姿であった。 |
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シオガマギク(塩窯菊)ゴマノハグサ科 シオガマギク属
山地の日当たりの良い草地に生える半寄生植物、草丈は50センチ程度。 海水を煮詰めて塩を作る時の窯に例えてこの名がついたようであるが、よく理解出来ない。 茎はほとんど枝分かれせず、茎の下部の葉は対生し、上部では互生し狭卵形で縁は重鋸歯となる。 花は茎の上部に横向きの2センチ程度の花を付ける。 花の茎の先端だけに巴形に付ける物をトモエシオガマと言う。 シオガマギクのページへ |
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ワタムキアザミ(綿向薊)キク科 アザミ属
林内の半日影で湿り気の多い多年草で草丈は50センチ程度になる。 根生葉は薄く、長さ20センチ程度、縁はほとんど裂けないものから羽状に深裂するものまであり、花の時期になっても枯れない。 花は長い茎の先端に下向きの花を付ける。 総苞片は6列で先端に刺状になり、花の大きさは2センチ程度。 三重県の綿向山で発見された事からこの名が付いたとのことで三重県を中心に静岡県西部から三重県の志摩半島までの間に自生するものが確認されているようだ。 ワタムキアザミのページへ |
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